Carotaが新規ソリューションによって同社の中核OTA事業を拡大

【台北2022年2月15日】ワンストップのオーバージエア(OTA)アップグレードとリモート診断の完全なソリューションのグローバルプロバイダーであるCarota は15日、モビリティー業界および自動車OEM向けの新規サービスを発表した。

 

CarotaのPaul Wu最高経営責任者(CEO)兼創業者は「われわれは、当社のサービスを強化し、高度モビリティーソリューションへの高まる需要に応えることにコミットしている。当社の使命は、OTAテストおよび展開、リモート診断、サイバーセキュリティー、デジタルコンテンツ管理、サブスクリプションサービス向けのワンストップの完全なソリューションを自動車メーカーに提供することである。有名な国内IoVサービスプロバイダーEGKの買収を通じて、CarotaはIoVサービスと商用アプリケーションを拡大し、総合的なフリート管理システムとドライビングアナリティクスサービスを提供する」と語った。

 

Paul Wu氏は、Carotaがこの時点で同社の新規製品ラインを公開することを決めた理由を説明し「車両は、ますますソフトウエア定義となり、複雑になっており、当社の目標は既存およびEV自動車メーカー向けのソフトウエアのティア1プロバイダーの地位を固めることである。われわれは今後も成長の可能性およびチャンスがあるとみており、今こそグローバリゼーションへのジャーニーにおける当社の新規ビジネス戦略について共有する適切な時と確信した」と語った。

 

以下の6本柱が当社のビジネスを構成する。

 

1.  完全な自動車OTA

OTAアップデートは、OEMが車両ソフトウエアおよびファームウエアアップデートを提供するための効率的かつシームレスな方法としての役割を果たす。OEMは新しい機能、機能強化、セキュリティーパッチをリモート提供し、ドライビング体験と車両の安全性を向上させることができる。

 

2.OTAテストサービスおよび装置

ソフトウエアの不具合問題と車両リコールの数を減らし、さまざまな地域および国のOTA規定にOEMが準拠できるように設計された販売間近のソリューション。

 

3.リモート診断およびイベント記録

車両の安定した状態を維持し、車両のトラブル解決策、保守、修理のためのインサイトに富んだデータを提供。イベント記録はドライバーの安全と未来の車両設計の改善に役立つ。

 

4.サイバーセキュリティー

Carotaは世界をリードするサイバーセキュリティープロバイダーと手を組み、安全機能を妨げる有害な攻撃、不正アクセス、損傷などから車両を保護する。

 

5.ライセンシングおよびサブスクリプションサービス

アプリケーションのリアルタイムなオーケストレーションを独自に統合することによって、デジタルアセットを管理し、ユーザー体験をカスタマイズし、新規収益源を生み出すOEM向けのプラットフォーム。

 

6.フリート、輸送、ドライバーのワンストップ管理システムサービス

EGKが加わることによって、Carotaは、人・商品・車両の管理、データ分析、サプライチェーンの分野でSaaS、PaaS、IaaSシステムサービスを提供し、OTA、フリート管理サービス、ドライバー管理サービス、ビデオ管理サービス、輸送管理サービスに相乗効果をもたらす。

 

 

▽Carotaについて

Carotaは、世界的なワンストップOTAおよびリモート診断の完全なソリューション・プロバイダーである。当社は、安全、安定、確実かつスケーラブルなOTAアップグレードソリューションをOEMおよびIoTスマートデバイスメーカーに提供することにコミットしている。

Carotaは世界市場で主要なプレーヤーであり、3億2000万以上のスマートデバイスがインストールされアップグレードされている。同社は中華圏、米国、欧州、日本、韓国、インド、東南アジアを含む20を超す国と地域の顧客にサービスを提供している。